<SORAI夢授業>内閣府地域活性化伝道師/木下 斉さんをお招きして「お金の教育」をテーマにトークセッションを開催!
今回の夢授業では、「お金の教育」がテーマです。
人生において、仕事をして稼ぎ、その収入から生活に必要な支出を使って生きていくのは、誰しもが行っています。
会社員になろうと、経営者になろうと、研究者になろうと、公務員になろうと、どの職業でもお金に関わらないことはありません。
さらに、国民の義務の一つは納税であり、日本では基本的にお金で納税をします。
しかし、日本ではお金の教育が義務教育で全くなされません。
収入がどのように生み出されるのか、家計をどのように管理するのか、資産をどのように運用するのか、社会保険料をどのように支払うのか、
納税はどのように行うのか、全く教育されません。
例えば、大学に進学するためには学費がかかります。そして多くの人が奨学金を利用していますが、そのような奨学金を含めた人生のマネープランは高校ですら学びません。
貸与型の奨学金を利用することは借金をすることでもあり、大学の学費を通じて将来の収入に投資することを意味しています。
これらのことを理解せずに、よく分からないままに進学して困ってしまう人々も少なくありません。
地域でも補助金をもらって事業に取り組むものの、売上の伸ばし方がわからず、経費の管理もできずに赤字のまま潰れる事業が多くあります。
民間でも自治体でも、優れた大学を出ている人たちでも、お金の基本的な教育を受けていないため、よく理解できないのです。
今回は、現代において生きていく上で最低限必要なリテラシーとしてのお金の教育を取り扱います。
理論ではなく、私自身が高校時代から地域再生を通じてお金とどのように向き合い、そして今、多くの若い人にも気づいてほしい、
地方が衰退する理由としてお金に弱い人があまりに多すぎる問題などを認識し、乗り越えていくための方法論です。
儲かる方法ではなく、生きていく上で必要なマネーリテラシーの重要性を認識すれば、地方の可能性もより理解でき、自分のキャリアを考えていく助けにもなると思います。
会計や管理は地域や国家の成長や存続において極めて重要な要素です。
現代の日本ではお金の管理などが忌避されていますが、もともと日本は山形や酒田などの寄港地が栄えた北前船経済によって、
世界で最初の先物取引が大坂で開設されるなど、投資に意欲的なお金に強い国でした。
今回、再度お金について考え、人生と地域を見直す時間を持ちたいと思います。
ぜひ、これからの未来を生き抜く若い人たちにも多く参加していただければ幸いです。
講演内容: 地方が生き残るための社会とお金の教育
開 催 日:7月29日(土)
時 間:16:00-17:30(開場 15:30より)
開催場所:<リアル参加>
鶴岡市先端研究産業支援センター レクチャーホール
(鶴岡市覚岸寺字水上246-2) Google Map
<オンライン参加>
Zoom視聴による参加
定 員:リアル参加・・・・・・100名 <※先着順>
オンライン・・・・・・無制限
申 込:こちらより申込ください
<SORAI夢授業とは>
SORAI夢授業は、社会で夢中になって活躍する方々を講師にお招きし、学生や親子、社会人に対して、
自らの人生について語っていただくトークイベントです。
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木下 斉さんプロフィール
1982年東京生まれ。1998年早稲田大学高等学院入学、在学中の2000年に全国商店街合同出 資会社・株式会社商店街ネットワークの取締役社長就任。
2005年早稲田大学政治経済学部政 治学科卒業の後、一橋大学大学院商学研究科修士課程へ進学、在学中に経済産業研究所リ サーチアシスタント、東京財団リサーチアソシエイトなどで地域政策系の調査研究業務を推進。 その他では内閣府政策調査員として公益法人改革などについても従事。
2007年より熊本城東マネジメント株式会社を皮切りに、全国各地の地域再生を目的とした事業 会社への設立支援や投資を行う。
2009年、全国のまち会社による事業連携・政策立案組織であ る一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立、代表理事就任。
2015年からは都市経営に関するプロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事 業機構等とスタートさせ、すでに400名以上の修了生を輩出し、100以上のプロジェクトが全国で 展開されている。(詳しくは認定NPO法人自治経営の公民連携ケーススタディブック参照) さらに2021年より都市経営プロフェッショナルスクール株式会社として独立法人化し、各地で地方キャ ンパス開設も始めている。同スクールOBOGが中心となって認定NPO法人自治経営も発足している。
その他、内閣府地域活性化伝道師や各種政府委員なども務めるほか、地域活性化に資する地 方企業の役員、顧問も務めている。2021年からは台湾文化部国際招聘委員も務めている。
主な著書として「まちづくり幻想」SB新書、「地元がヤバイ...と思ったら読む 凡人のための地域再 生入門」ダイヤモンド社、「福岡市が地方最強の都市になった理由」PHP研究所、「地方創生大 全」東洋経済新報社、「稼ぐまちが地方を変える-誰も言わなかった10の鉄則」NHK新書、「まち づくりの経営力養成講座」学陽書房がある。これら書籍は台湾、韓国、中国で翻訳されている。 その他、エリア・イノベーション・レビュー、東洋経済オンライン、Voicyパーソナリティとしても積極 的に情報発信を行っている。
■主な役職
[現職]
一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事
一般社団法人公民連携事業機構 理事
一般財団法人えぞ財団 理事
熊本城東マネジメント株式会社 代表取締役
株式会社勝川エリア・アセット・マネジメント 取締役
株式会社サッポロ・ピン・ポイント 代表取締役 株式会社シークルーズ 顧問 など
■アドバイザー/委員等[現在]
内閣府 地域活性化伝道師
総務省 地域力創造アドバイザー
独立行政法人都市再生機構 まちづくり支援専門家
一般財団法人民間都市開発推進機構
住民参加型まちづくりファンド選定委員会委員
首相官邸 ふるさとづくり有識者会議委員 など
■受賞/論文等
2000年 新語流行語大賞「IT革命」
2002年 日本初の社会起業家コンペティション・STYLE 優秀賞
2003年 論文「日本型まちづくりの終焉」 毎日新聞社・フジタ未来経営賞 論文「変化に適応する組織化」 商工総合研究所・中小企業活動本賞
2004年 早稲田大学 学生文化賞
2005年 論文「地方経済復活の鍵」 商工総合研究所・中小企業懸賞論文準賞
2008年 論文「市街地商業再生に寄与する共同決済システム」 パーソナルファイナンス学会懸賞 論文 奨励賞
2013年 The Journal of Urban Regeneration and renewal「Challenges in District Management in Japanese City Centers」
2016年 東洋経済オンライン「いいね!大賞」
2018年 書籍「凡人のための地域再生入門」尾崎行雄記念財団・咢堂ブックオブザイヤー2018 地方部門大賞
2021年 書籍「まちづくり幻想」尾崎行雄記念財団・咢堂ブックオブザイヤー2021 地方部門大賞
■著書等
書籍「まちづくり幻想」(単著)SB新書 2021年
書籍「地元がヤバイ...と思ったら読む 凡人のための地域再生入門」(単著)ダイヤモンド 2018年
書籍「福岡市が地方最強の都市になった理由」(単著)PHP 2018年
書籍「地方創生大全」(単著)東洋経済新報社 2016年
書籍「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」(単著)学芸出版社 2016年
書籍「稼ぐまちが地方を変える-誰も言わなかった10の鉄則」(単著)NHK新書 2015年 書籍「まちづくり:デッドライン」(共著)日経BP 2013年
書籍「まちづくりの経営力養成講座」(単著)学陽書房 2009年
書籍「コミュニティビジネス入門」(共著)学芸出版 2009年
WEBマガジン「エリア・イノベーション・レビュー」 http://air.areaia.jp/
東洋経済オンライン「地方創生のリアル」 https://toyokeizai.net/category/chihou-real ほか